白山手取川ジオパーク「水の旅案内人&白山砂防女性特派員」の “pochi” です。
今回の活動は、待ちに待ったリアル広報活動♪
舞台は、白山市のど真ん中で開催される “日本ジオパーク全国大会 白山手取川大会“
ジオパークを多くの人に知ってもらい、興味を持ってもらうこと、また各ジオパーク間で情報交換や意見交換などを行う場、ジオパークの発展・向上につなげることを目的として毎年開催されている。
そもそも「白山砂防女性特派員」の 役割 とは?
私たちの命を守る、白山砂防事業の重要性や必要性を体験・実感して、得られた知識を女性目線で発信していく活動 です。
そのため今回は、白峰にある白山砂防科学館から、土石流模型実験装置を運び出して「出張PR」をすることになりました。皆、9月ごろから、地味に練習を重ねていたんですよね、その成果はいかに!
さて、私たちのブースですがどこにあるかというとメインストリートのいちばん端。最初はこんなところまで人が来てくれるのか心配でしたが、じっさいにはこの通り♪(左奥の消失点あたりに人だかりが…🎵)
山田市長にも来ていただき、プレスの方も集まってきて、ブース周辺はとても賑やかに・・♪
人が引くとこんな感じですが…💦 中央に見える「土石流発生装置」は、皆さん気になるらしく、けっこう足を止めてくださいました。テントの中には、模型実験スペースと紙芝居/読み聞かせスペースがあって、皆で役割を分担しながら進めていきました。
今回、皆さんにお伝えする内容は4つ!
・土石流模型実験
・紙芝居~絵本の読み聞かせ
・砂防クイズ
・パネル展示
●土石流(砂防堰堤)ってなぁ~に?(模型実験)
ブースの目玉といえばこれ!
土石流が発生するようすを再現する装置で、通常は、白山砂防科学館(白峰)に来ていただかなければ見ることはできません。これを運び出し、一般の人たちの前でお見せするのってかなり稀なこと⁈(かなり重くて移動も大変なんです💦)
模型は、砂防科学館周辺の谷の地形を再現していて、砂防堰堤があるときとないときの違いを見てもらいます。模型上部から水を流すと土石流に見たてた小砂利がミニチュアの建物を押し流していきます。小さなお子さんは、目がテン!一緒に見ていたおとうさんおかあさんには、砂防堰堤の重要性が伝わったと思います。
じつは9月に事前練習をしていたのですが、思うように言葉が出ず、ジレンマに陥っていました。シナリオを用意してもらってるんですが、それに縛られるとなかなかうまくいかないことに途中から気づき、最終的には、皆さん、自分の言葉で話していました。そうすると、声にも張りが出て、活き活きして、笑顔も自然になりました♪
●紙芝居~絵本の読み聞かせ
模型実験の隣では、昭和9年の手取川大水害のようすを描いた紙芝居を読み上げました。
白峰より約2kmほど上流にある河内(コウチ)地区出身の「林茂」さんが、6歳の時に体験した手取川大洪水の記憶をたどり描いたもの。洪水の緊迫感、人々が避難するようすなどが細かくリアルに表されています。
「昭和9年手取川大水害とは」
手取川史上最大の土砂災害。昭和9年7月、前年の豪雪による残雪と豪雨の影響で手取川の水量が増加、上流の別当谷で大崩壊が発生し(別当崩れ)死者・行方不明者が100人を超えた。白山麓の市ノ瀬集落は12mもの河床上昇があり、この災害で壊滅した。
年配の方、大人の方が真剣に聴き入ってくださり、こちらも言葉にチカラが入りました。
●砂防クイズ
問題です!〇か✕か、どっちでしょう?
正解は、〇
わかりましたか⁈ こんな砂防に関するクイズもたくさん用意していました。ただ時間配分がマズかったか、あまりお伝えすることができませんでした。反省・・💦
クイズに挑戦してくれた方には、こんなSABOちゃんシールがもれなくあたるはずだったんですけど・・だんだん訪れる人も少なくなり・・興味を持ってもらうのってむずかしいなーと思っていたとき
順番(列)が絶えないブースがありました。それがお隣りさん!(名まえ忘れた💦)
こんなおもしろいことやってました♪ 岩石神経衰弱? 同じ種類のを当てっこ? 楽しそー♪
●パネル展示
わかりやすいイラストと解説で、白山砂防をお伝えしました。
これらのパネルも、“白山砂防科学館” へ行けば、いつでも見ることができます。
白山砂防科学館は、白山の自然や過去の災害、そしてその災害から地域を守っている砂防事業などを学べる施設です。
白山砂防科学館へぜひお越しください♪
こうして一日のお務めが終わりました。
土石流災害なんて、街に住んでたら関係ないと思われがちですが、危険は常に身近にあること、大人がそれをちゃんと認識し、子どもたちに伝えていくことが大切ですね
今回は、大人も子供も楽しく学べたのではないでしょうか(なにより伝える私たちが楽しかった!ここ大事♪)
皆、達成感ハンパなかったです
おつかれさまでした!
おまけ・・
後日、嬉しい知らせが…
これは「広報はくさん」といって、白山市が毎月発行している “まちの情報誌” です。
白山市の旬の話題や暮らしの情報などが掲載されています。
12月号では、私たち “白山砂防女性特派員” チーム(ブース)が表紙を飾りました!
永久保存版にします(笑)
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