コンクリートと自然が調和したメチャメチャ癒される「堰堤(えんてい)」の風景をお届けします♪
【白山頭首工(しらやまとうしゅこう)】#白山手取川ジオパーク pic.twitter.com/xFYMz0X4fB
— pochi (@GeoHakusan) May 9, 2021
動画は、取水した水が(発電)用水路を流れていくところを撮ったものです。
行きつく先はもちろん「水力発電所」です!
今回紹介するのは「白山頭首工(しらやまとうしゅこう)」
頭首工というのは、用水路の頭の部分にあたることからこう呼ばれています。
取水口・水門・堰堤・土砂吐・魚道等で構成されています。
こちら全景です。
500mくらい離れた一の宮大橋の上から撮ったので解像度がイマイチですが(どうしても正面から撮りたかった💦)肉眼で見ると、キラキラした水のヴェールがホントきれいなんです♪
この白山頭首工、昨年、80年ぶりの大改修工事が終わったばかり!
機能も美観もアップした姿に(いつもは車内からチラ見ですが)ときめいてしまいます♪
まずは間近で見てみよう!
スタートはここから
国道157号線を福井方面に車を走らせていると左手にコメリさんが見えてきます。白山頭首工に近づける側道入口はその向かいあたりにあります。(気を付けてないと一瞬で通り過ぎてしまいます💦)
管理所の近くに車が3台ほどおけるスペースがあったのでそこに車を停め、水門と用水路にかぶりつきました!
ここの管理人は電力会社です。電力会社は頭首工のことを「ダム」と呼びます。
では頭首工というのは? これは農業土木関係の用語のようです。
手前に置かれた3個の石、2020年6月竣工というのは、昨年、80年ぶりの大改修工事が終了したことを語っていますが…大きさも表情も違う石たちが、こんなふうに楚々と置かれている真意が気になりますw
「水利使用標識」に書かれている宮竹用水というのは、能美市から小松市内へ水を供給する水路で、昭和42年に七ヶ用水と合口して(繋がって)一本化されています。
なので、まず七ヶ用水ありき、なんです。
こちらは、送水されている発電所3基。
稼働している水門は3つ、フェンス扉には鍵がかかっていました。
まさか乗り越えるわけにもいかず、暫くぼーっと水門から流れ込んでくる水に見入ったあと、思い立って今来た道を上流へ
雑草だらけの原っぱを横切って川原に出てみたら…
なんともため息が出るような光景と静寂がお出迎え!
穏やかな流体…♪暫く「無」になっちゃいました。
川上から頭首工をみたところ
こっちからだと水しぶきが見えないので境界が曖昧になりますね(全面越流式堤体というそうです)
これこれ、やっぱり水はコンクリートがよく似合う。この用水は電力用だけど、発電所をでたら農業用水に合流することになってる。水の有効利用、うまく考えられています♪
その農業用水は、この壁の向こうで見えない。かわりに堰を越えてくる水のカーテンを眺めました♪
白山発電所までは、およそ600m、いってらっしゃーい!
行く手には青い塗装が映える一の宮大橋!正面から撮るならあそこしかない!ということで、移動します。
白山頭首工を下流から見てみよう!
道の駅しらやまさんに車を置いて歩いてきました。
遠いなー!(苦笑)橋の下の石たちにも心惹かれるのですが、今回は白い水しぶきに一点集中です。
位置をずらすとさっきまで見れなかった農業用水が現れました!元気よく流れてますねー♪
角度を変えてみる、いい感じ♪
ここからだとカーブした橋と川原と水のコラボがおもしろい♪
この川原は、何万年もの昔にできた石の露頭が見えるかと思えば、細かく砕かれた石たちも混在していて、高いところからなら飽きることなく観ていられます。
でも、ほんの数十年前までは、干からびたり洗われたりを繰り返して手取川はとても厄介な川でした。
上流に巨大なダムができて、管理と制御が可能になった現代に生きてる私たちは幸せ者です。
こうして美しいーと鑑賞までしてるのだから
橋の上から大水門と発電所を見てみよう!
せっかくなので川下も見てみましょう♪
橋の反対側から下流を眺めたところ。おー見える!見える!
右側の一本は白山発電所へ
左側のもう一本は大水門へ向かいます。
橋の上からだと大水門がほぼ正面に見えることが判明、おもわずニンマリ♪
この角度から見る安久涛ヶ淵(あくどがふち)が新鮮!暗くて取水口までは見えないけど(苦笑)十分です。
白山手取川ジオパークビュースポットから眺めてみよう!
道の駅しらやまさんにあるジオパークビュースポット。並んで向こうをむいてるツインのチェアがかわいい♪
この川原には、いろんな時代のさまざまな種類の石がいっぱいあります!
恐竜が生きていたころの石とか、日本列島ができたころの石とか、白山が吐き出した溶岩とか、探してみませんか♪
水に癒されっぱなしでもうお腹いっぱい♪
絵になるアーチ橋の導水管 この水色はいつも目に優しい♪
反対側は銀色のトラス橋「和佐谷橋」 どっちも好き♪
最後は正面、発電所の余水が手取川に還っていくのが見えます。
白山頭首工から始まる、たった700mだけど迫力満点の水の旅、でしたー♪
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