日本最大級のロックフィル式【手取川ダム】は1億5千万年前の礫岩でできていた!

山と雪のエリア 【白山市女原地区】
【手取川ダム】といえば、前回(第4回)の「水の旅学学習会」で、森下教授が熱弁をふるっていたロケ地!
あのとき紹介されてた堆積岩(礫岩)モニュメントをどーしても見てみたく、来てみました!

目次

手取川ダムってどんなダム?

手取川ダムは、昭和55年に完成しました。非常に簡単にいうとこんな感じです。

堤体が手取層群五味島層(てとりそうぐんごみじまそう)の礫岩で積まれたロックフィル式ダム。堤高153m、堤頂長420m、総貯水量2億3,100万㎥、流域面積428.4㎢。白山麓の大量の雪どけ水を調整し、石川県の水がめとして重要な役割を果たし、水力発電を行うなど、多目的ダムとして機能している。

美しいダム、堰堤の類は、観ているだけで幸せな気分にさせてくれます♪ 今日は最高に嬉しー!

あの堰堤の上歩きたいなー♪ 拡大図こちら

これが、五味島層といわれる地層から集められた石たちです。見難くてスイマセン!…反対側からならもっと、ロックロックしてるとこお見せできるんですけど…

今回のお目当ては、礫岩なので、そこまで気が回りませんでした💦
駐車場に車を止めて湖に向かって歩いていくと、さっそくモノ言わぬ(けど、饒舌な)石たちのお出迎え♪

どれも男性的っぽいというか、でもどこか女性らしさも感じたりして、角度を変えて何度も眺めてしまいました♪

11月のダム湖のようす。貯水量は少なく見えますが、この時期はこれでふつうらしいです。
この水の下にはかつて集落があったこと、ご存じでしょうか?

桑島集落の一部(旧白峰村)と深瀬集落の一部(旧尾口村)が沈みました。が、これは後々の話としましょう

突然訪れても(予習してこなかったひとも)大丈夫!
解説版がこのとおり、設置されています。断面図がとてもわかりやすい。

「中央しゃ水壁型ロックフィルダム」というのが正式な名称のようです。
「治水」「用水」「発電」の三本柱で、私たち石川県民の暮らしを守ってくれています。

敷地内を少し歩いてみましょう

道路の法面も礫岩で固めてあります♪ 大小たくさんの石がうまい具合に隙間を埋め合って落ち着いてます。で、この先に展望台があって、ちょっとした公園になってます。

なんだか枯れた風情もいいでしょ♪

岩石(ロック材)と珪化木

【手取川ダムの原石】こんなのもどーんとある!

礫がいっぱい、とってもよくわかる。これを切断して磨くと…

こうなるんですねー見つけましたよー♪(クリムトもどきー!)

この岩石は、手取川ダムの築造に主として使用された石で分類名を「礫岩」といいます。特色は、多種多様な礫を含み、その礫種は片麻岩類・花崗岩類・結晶質石灰岩などからなる硬岩で生成期は約1億5千万年前と云われています。ダムの築造に使われたこの岩石を「ロック材」と呼んでいます(案内板より)

ほんと、さまざまな石たちの饗宴♪
できたのが1億5千万年前なら、ひとつひとつの石たちはさらに古い時代のものですよね

浪漫だわ~♪

拡大図 じつに緻密で美しいー! 森下講義が懐かしいー♪

水がいろんな元素を運び「溶け込んだ成分で隙間を埋める性質がある」んでしたね♪
砂や礫から砂岩・礫岩になるのは「水」が鍵でした!

礫岩の性質、成り立ちを詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください♪

その隣に、リアル「珪化木」!凄い!水晶化してる⁈

この珪化木(木の化石)は、日本最古の化石林が形成されている「桑島の化石壁」から出土したものです。桑島の珪化木は、手取層に埋もれた木の幹が地層の中で、地下水の中に含まれる珪酸が染み込み、木質細胞間の成分が置き換わって化石になったものです(案内板より)

凄いですよねーこの色、この存在感、途方もなく長い年月をかけたら有機が無機化するんですねー!
最先端の科学力をもってしてもこの珪化木のコピーをつくるなんてことはできないでしょうね(できるのかな…)

この二つはぜひ、手で触れて確かめていただきたい…と思うのですが、コロナ禍でもあるので慎重にいきましょう

晩秋の手取湖、手取川ダムでした。来てよかった、スッキリしました♪(笑)

石に興味がないひともこの景観を目の当りにしたら来てよかったってきっと思ってくれるはず…あ、ダムが好きなかた、ダムカードは、「手取川総合開発記念館」「道の駅 瀬女」「白山砂防科学館」で入手できますよ♪

さて、お腹が空いたので、もうちょっと足を延ばして白峰地区まで参りましょう
気になっていたお店に入ります【田舎食堂 忠治郎】さん♪

白峰にある「田舎食堂 忠治郎」さんへ

国道157号線沿い、白峰交差点近くというわかりやすいロケーション!
この赤い看板が目に入ったら左折で駐車場へ!

よく入口にメニューを書いてくれてる店がありますが、正直あまり覚えられなくて、オーダーはノリで決めてしまうところがあるpochiです💦なので…

「えーと…💦」 迷ったときは「今日のランチ」と一言! でもこれでよかったのか⁈

「お待ちどうさま!」と出されたご膳のボリュームにびっくり!

そういえば、店先には「今日のランチはカレーうどんと小ライス」と書いてあったじゃないかー!
ごはんは、小にあらず💦 私には普通盛り💦 しまったー! 食べれるんだろうか⁈…ダブル炭水化物!

と、心配したのも最初だけ、このカレーうどんマジ美味かった!食べやすく刻んだ野菜と豚肉がたっぷり!
ネギは味を飽きさせないし、お出汁がきいたカレースープは、ご飯をさそい、気が付けばスープもろとも完食してました!

これで¥1,000とは、安すぎる!

店には、ご主人(忠治郎さん?)一人のようだったので、半セルフサービスも納得です。

店先の看板にも描いてあったこけし人形のような「忠治郎さん?」の表情も手書きのポップも、素朴であったかくて喜んで協力しちゃいます♪

まっこと美味しかった!
周りを見てると、「きのこそば」をオーダーしてる人が多かったみたい、次はそれいってみよう!

田舎食どう忠治郎

地図・アクセスなど

名称手取川ダム
住所石川県白山市東二口ホ
駐車場有り
トイレ有り
アクセス白山ICから国道157号線を南へ70分
関連リンク手取川ダム概要

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