「Made in 白山麓カンジキ」体験!【ブナオ山観察舎】周辺を歩いてみよう♪

山と雪のエリア 【ブナオ山観察舎/白山市尾添地区】

今年(2021年)の白山麓は雪がたーっぷり!
この雪を使った雪山遊び、しないでいるなんてもったいない!
で、やってきたのがここ一里野温泉スキー場の近くにある「ブナオ山観察舎」

ブナオ山観察舎は、ニホンザル、ニホンカモシカ、イヌワシなど野生の動物を自然のままの姿で観察できる施設です。観察舎周辺でノウサギなどの足跡も確認できます。 

この辺りをカンジキで歩いて見ない?というお友だちの誘惑に乗っかり「和カンジキ」に挑戦しました!

カンジキというのは、雪の中に足が深く入るのをさけるために、履き物の下につける道具です。
スポーツ用品店やネットで売られているのはアルミ製が主流ですが、今日は観察舎で手づくりされているものをお借りします♪

目次

“和カンジキ”ってどんなもの?

県道360号線、白山白川郷ホワイトロードへのゲート手前に、ブナオ山観察舎への上り口があります。

右がカンジキハイクの舞台♪ 左隅に観察舎が見えてきました♪

100mほどあるいて到着♪ ここで「和カンジキ」を借ります

選り取り見取り⁈
冬の間の土・日・祝日は「カンジキハイク」ができます。
子どもたちに人気♪

お友だちに手ほどきを受けながら、装着完了!
してから気づく微妙な違和感…もしかして左右逆?
まーよいよい、心は踊るよ!
はよ、外に出たーい!

お友だちのは「立山かんじき」といって、富山に行ったとき買ってきたものらしい♪
両脇に爪がついてて、これは滑りにくそうだ♪

さぁ、歩いてみよう!

カンジキに慣れてるお友だちはさっくさっく歩いていく♪
そのあとについてくPochi、よっこらよっこら…

どうも勝手がつかめない
「輪の内側を踏んでしまうー!」って叫んだら
「ガニマタで歩くんよ」とお言葉をいただきました!
ガニマタね、ガニマタ…💦

踏ん張るしかない!
ガニマタ…ガニマタ…念仏のように呟きながら歩く人(笑)

ちょっと開けたところに出たと思ったら、ここは岩間温泉へ通じる林道でした。
凄い雪の量!冬季は閉鎖しているので除雪車も入りません
積もり放題だとこーなるのね…
この道を温泉とは反対側のスキー場のある方向へ歩きます

進行方向の左手にブナオ山の谷筋がハッキリと見えます。
この時期、猿やニホンカモシカが観察できます。
観察舎から観ているひとはいるかなー♪

ブナオ山を撮ってるところを撮られた写真、どーです?この雪庇!
歩いてる側はわかりませんが、実際はこんなところが多いです。
はしゃぎ過ぎて端を歩いてしまうのは危険ですから注意しましょうね

で、上の写真に写ってるのがこの岩壁💓
大地の歴史が露出した岩石を目の当たりにして狂喜乱舞状態!

さっそく触わる💓 もろくて崩れやすい
これは「結晶質石灰岩」かしら

堪りませーん💓
この場に座り込んでずっと見ていたかったけど、先も気になるので動きます

まだまだ堅いつぼみのオニグルミ?

目的地に到着、どうやら先客がいたみたい(既にお帰りのようです)
この踏跡みただけで、嬉しい気持ちが伝わってくる♪

昔は2月といえば、山に雪があることは当たり前のことでした。
子供のころから雪がふつうに身近にあった北陸育ちのPochiであります。
犬のように駆け回りたい衝動はよくわかります♪

お友だちが用意してきてくれたおやつを友に休憩♪

静けさのなかで
空を見上げながら
ホ~ッと一息ついて

温かコーヒーをいただく
幸せのとき♪
が、過ぎていきます。

見れば、道路標識はこんなにも凄いことになってる!

明らかに人間のものではない動物の足跡、うさぎかな

まったり休んだので戻ります。
来たときとは違う道をあえて行こうとする彼女の性格が好き(笑)

雪山歩きのために買ったという防水性のザックは要チャック!
楽しく遊ぶためにはそれなりの装備もあったほうが頼もしい

帰りも楽しい尻滑り⁈

来た道はもどらない

ざっくざっく♪行きます
雪が比較的堅いので沈み込みもさほど気になりません

雪がなかったら歩けそうもない急斜面もざっくざっく♪

誰かが尻滑りしたあと、発見!
お友だちから透明なビニール袋を手渡されたPochi

えっ!まさか…ここを…?

滑る――!

期待に応えてひと滑り!
その気になるpochi💦
愉しかったー!
一人用ソリ(ヒップそり)買いたい!
値段も安いし、さほど邪魔にもならないので、これも要チェック!

観察舎に戻ってくると、白山手取川ジオパークのゆるきゃら「ゆきママとしずくちゃん」がお出迎え♪
今年は、ゆきママが大活躍中♪
白山麓にたくさんの恵みをくれています♪

ブナオ山観察舎でカンジキ作りLIVEを堪能!

開放的な建物内部、カンジキが見えますね
初めて履きましたが、ほどけることもなく足にフィットして快適に歩くことができました。

2階がメインフロア。
備え付けの双眼鏡や望遠鏡で、お向かいの「ブナオ山」を観察できます。
今日も親子連れを含む何人かが訪れていました。

そして仕上がったばかりの「和カンジキ」欲しい♪ 

きれいですよね♪ 紐の長さは、片方だけで7m
和カンジキは、木の枝やつるを輪にして作りますが、ここでは、おもに「オオバクロモジ」という木で作っているそうです。

そしてこれが、実演風景♪💓

https://twitter.com/geohakusan/status/1363095203683442691?s=21

なんとも巧みなロープワーク(?)
工業製品とは比較にならないくらい温もりを感じられる
愛情たっぷりの「Made in 白山麓カンジキ」でした♪

次回来るときはこれ必携ってことで…えっ?知りません? ヒップそりです♪

初めての「和カンジキ」体験、満喫しました!
観察舎の周りを散策するだけなので、30分もあれば戻ってこれます。

ブナオ山カンジキハイクは、観察舎の周辺をカンジキを履いて散策します。
昔の生活用具を使って雪の中を歩く雪山体験ができます。

カンジキってどんなもの?っていう方、レンタルカンジキで気軽に体験をどうぞ!

★実施日・時間:12~4月の積雪時、土・日・祝日(天候により変更有り)10:00~15:00の間で1時間程度(参加者に合わせます)★参加費:無料~事前申し込みは不要ですが、団体(10名以上)は必要になります。

地図・アクセスなど

ブナオ山観察舎は、山の木の葉が落ちて観察しやすくなる秋から春に開館します。雪の中を生きる動物たちの姿など大自然のドラマを間近に見ることができます。

名称ブナオ山観察舎
住所白山市尾添ソ-72-5
電話番号076-256-7250(ただし中宮展示館閉館中のみ)
定休日5月6日~11月19日、年末年始(冬季のみ開館)
開館時間10:00~16:00(冬季のみ開館)
駐車場有り
関連リンクブナオ山観察舎

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