ジオ人気ビュースポット【夫婦岩】を、超ー至近距離で見てみたら⁈

川と峡谷のエリア 【白山市河内町江津】
白山手取川ジオ―パーク「水の旅案内人 “pochi”」です。
手取川中流域にある「奇岩」で有名なジオスポットといえば「夫婦岩」です。
“手取川がどんな川なのか” を体感したいならぜひ、ここを訪れてみることをお勧めします。
ジオの視点場なので、看板と駐車場が整備されていますが、初めて行くかたはわかりにくいかも…
金沢方向から来たら、江津(ゴウズ)橋のそばにある生コン会社(青いプラントが目印)の前でUターンすると、すぐに案内板が見えます。側道を入っていくと駐車場があります。
そこから見える風景というのはこんな感じなのですが…
手取川の川原に、大きな岩の塊が2つ、並んでいます。
それが、仲のいい夫婦を思わせたのか “夫婦岩(メオトイワ)” と呼ばれています。
(歳はとっていますが、それがいい味だしてるのかも…🎵)
今回は、ちょっと趣向を変えて、川の中から夫婦岩を観てみようと思います。
集まったのは、ジオガイド仲間と石が大好きな皆さん、川原に下りるのは初めて。
ルートは、ジオ-サイクリング部のKさんが調べてくれていたので、そのあとをぞろぞろついていきました。
江津橋は「新旧」別々に掛かっていて、私たちが歩いているのは「旧」のほうのトラス橋です(とはいえ、現役バリバリ)。車は、それぞれを一方通行する形となっています。
橋の向こう側まで来たところで右を見ると、こんな朱文字がありました。
「入川口」まさに入口!そのものズバリ。今まで全然気がつきませんでした💦

一同、テンションが上がります!下りていくと

プラントの青、今渡ってきた江津橋、本流-手取川に接する段丘崖が見える。いい景色♪
右隅のほう、川面が波打っているのは、大日川が注ぎ込んでいるところ。そうここは、手取川と大日川の合流地点なのです。

11月の手取川は、こんな感じで水量はそんなに多くありません(だから降りれるのですが…)

大小さまざまな大きさと、色・形の石がゴロゴロ、中流域っぽい♪
各自、歩きやすい石を選びながら夫婦岩に向かいます。
飛び石にわくわくドキドキ♪こどもになった気分(笑)
Kさんが先導してくれるので安心してます♪ だいぶ近くなってきましたね
ここで、夫婦岩の解説です。
【夫婦岩】は、手取川河床に立つ、高さ10m前後の柱状の岩石。そのうちの一つはメガネ岩と呼ばれ、侵食によって柱状の岩の根元に穴が空きメガネ状となっています。地層に貫入したマグマが固まった「岩脈」部分が周辺部より固いことから、侵食を免れたものと思われます。
侵食を免れた岩脈・・相当「硬い」ということですね
近づくにつれて、その巨大さがわかってきました。10mっていえば、3階建てビルくらいの高さ、それが…
これ! でかっ!
<TOP>
上からだとわからなかったけど樹が育ってる!
こんなに硬い岩の上でちゃんと生きてる!
<斜め前>
下部、石の色が違う、白い
水に触れてる時間が長いせいか
表面が滑らか
上部はザラザラして鋭利な感じ
<見上げる>
今にも剥がれ落ちてきそうな節理が迫ってくる
でも、崩れない―謎
<右上隅>
そんな中に見つけた「蜂の巣?」一瞬和む♪
でもここはそんなに安全じゃないと思うよー
そして2つ目の岩
<側面>
なんか、怖いくらい傾いてるなー
(ピサの斜塔くらいありそう)大丈夫か?
<正面>
これまた、頭に3本の樹、オシャレ(笑)
ニヤリと笑った横顔っぽい
<反対側>
ヒスイが大好きなYちゃん♪ごきげん!
奇岩を実感するなー
この辺りの基盤となるのは、約2,000万年前~1,500万年前の火山活動でできた火砕岩(凝灰岩類&流紋岩類)。そこに入り込んだ岩脈がメチャメチャ硬かったせいで、手取川の急流にも負けず不動を保ってる。
壮大な地歴の断面に手をふれることができた歓喜♪ 底辺(川床)から見上げた河岸段丘崖も佳き♪
河原の石はみんなお行儀よく川下に向かっておじぎしてるねー
手取川の流れの早さ、激しさが想像できる
ユニークな色・模様・質感の石がゴロゴロ
いろんな時代を映したカオで、私たちを楽しませてくれる♪
石拾いに没頭するひと、写真を撮りまくるひと、皆、思い思いの “好き” を満喫していたようです。
陽もだいぶ傾いてきたのでそろそろ解散です♪ 
やっぱこれは撮らないと(笑)ジオ女子皆で記念の一枚、ハイ、ポーズ!楽しかったー♪
駐車場(本来のジオスポット)に戻って、案内板を確認!
地上に現れた奇岩は、目の前を流れる手取川が、長い時間をかけてつくりだしたもの
この静かな風景とのギャップ萌え♪が、メチャメチャ楽しい午後でした🎵

注意!川原に下りるときは状況をよく見て適切に判断しましょう
   増水した川には絶対近づかないように!

地図・アクセスなど

石川県白山市河内町江津 白山ICから国道157号線を南へ40分

コメント

タイトルとURLをコピーしました