古の修験者の足跡が残る~落差30m超えの美滝🎵【板尾不動滝】

川と峡谷のエリア 【不動滝/白山市河内町板尾
白山手取川ジオ―パーク「水の旅案内人 “pochi”」です。

白山市河内地区、直海谷川(のみだにがわ)支流の板尾谷の、そのまた小さな支流にかかっている「板尾不動滝」を観瀑してきました♪

滝といえば、白山手取川ジオパークでは、ホワイトロード入口周辺など山間地(山と雪のエリア)で逢うことができますが、人が多く住む中山間地(川と峡谷のエリア)でも、迫力ある滝は見られるんですよ🎵

鳥越にある「綿ヶ滝」にも負けていません!それが、河内にある「板尾不動滝」です。アクセスに多少注意を払う必要はありますが、行くだけの価値はあります!巨瀑(落差30メートル以上)に心奪われることまちがいなし🎵

その全景がこちら、ほぼ直瀑の滝🎵

ダイナミックですねー🎵 見惚れます💓

天然のミストシャワーを浴びようと滝に近づいたら、小さな虹が出現!きれいですねー🎵

じつは、昨年の11月にも “pochi” はここを訪れていました。ツアーで参加したのですが、ほぼ枯れ枯れ状態だったため、おひろめはお預けにしてました💦

そのときの写真がこちら
これはこれで好きなんですよねー、なぜって

水がないぶん、石の表情がよくわかるから♪ ゴツゴツでスベスベな黒光りする岩肌、板状の割れ目に沿ってしたたる水の細糸、水のエネルギーが削り取った事象、というより、神さまがお造りになった自然の彫刻といいたい!まさに不動の迫力!

水しぶきが降ってこないので、見学の皆さん、滝直下で見上げておられました。こうするとやはり圧巻の高さにシビれます🎵

滝つぼは、静かです。湧き水のように澄んだきれいな水です。水があるときの写真を見ると、2ヶ所ほど、堅そうな岩盤に当たって水の勢いが落ちていますね。落差が大きいため空中で飛散する量もハンパないでしょうけど、動(☝)と静(☟)が、調和してて落ち着きます♪

滝の手前にあった案内板です

案内板にもあるように、この不動滝の下流には、不動滝の弟分のような小滝があります。

時間を巻き戻しながら、スタート地点(登山口)に戻りましょう
登り口から、一の滝(子滝)、二ノ滝(日光滝)、三の滝(二股 滝)となります。

なので不動滝にいちばん近い「三の滝(二股 滝)」

かなり見にくい角度から撮ってしまいました💦 というか、葉っぱジャマ

その下流にある「二ノ滝(日光滝)」

これまたわかりにくいアングルでスミマセン💦 早く撮りすぎ⁈

最後、登山口にいちばん近い「一の滝(子滝)」

これがいちばんまとも⁈💦

二の滝と三の滝については、振り返れるほどの記憶もなく、写真もご覧のありさまなので感想はなし。でも、一の滝を見てると、なるほど不動滝の小型版、滝の見え方が似ています。

一の滝の滝口がだいぶ後退しています。小型なので形成が早いのか、不動滝の未来の姿を見ているといってよいのかも…。

そしてここが登山口

「宿の岩・蛇巻岩」(☜白山市指定文化財)というのは、この先で分岐する登山道上にある奇岩のことですが、これが泰澄大師に縁のあるもので、そこは昔、加賀禅定道だった⁈…かもしれないルートなのですが…そんな道のそばにあった不動滝は、修験者ののどを潤し、白山への一途な想いをあと押ししたのかな、なんて思ったりします。

この木段を上った先に「宿の岩・蛇巻岩」への登山道がつづいています。

狭いので注意して、滑りにくい靴で歩くのがベストです。体力はさほど要りません。

炭焼小屋のあった跡です。

滝好きなら一度は来てみてください!
心癒されること、まちがいなし🎵

【板尾不動滝】地図・アクセスなど

板尾不動滝に至るには…
国道157号線を白山市役所河内支所のある交差点で左折して、3kmほど行ったところのある「板尾」地区の標識を左折。その先の集落を抜けた先に不動滝への上り口があるのですが、この道、ダンプカーが頻繁に通ります。(ほぼ一通状態)なので、できることなら平日を避けて休日に行かれることをお勧めします。

 

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