三方岩岳と野谷荘司山トレッキング🎵錦秋のパノラマはここがいちばん!

山と雪のエリア【三方岩岳/岐阜県白川村
白山手取川ジオ―パーク「水の旅案内人 “pochi”」です。

新しくできた三方岩岳への登山ルートを試しに、お友だちと白山白川郷ホワイトロードにやってきました。新ルートから、石川県白山市と岐阜県白川村にまたがる「三方岩岳」をご紹介します♪

三方岩岳は、紅葉の景色がすばらしいことで有名ですね🎵

三方岩岳は、白山白川郷ホワイトロードの三方岩駐車場から登山道を50分ほど登ったところにある標高1,736mの山です。ハイマツや高山植物が多く見られ、高山的雰囲気を楽しめます。山頂からの眺望がすばらしく、白山三峰、加賀禅定道などの稜線を遠望することができます。

三方岩岳へのルートは2つある⁈

三方岩岳へのトレッキングルートは2つあります。以前からある「三方岩駐車場」からのルート(登り50分/下り40分程)と、標高1,400mのところにある栂の木(トガノキ)台駐車場」(登り80分/下り70分程)です。

今日は、栂の木台駐車場から歩いて見ようと思います♪

栂の木台駐車場は、岐阜との県境に近い石川県側にある駐車場です。 北部白山側からの眺めを満喫できる絶好の撮影ポイントです。ブナなどの原生林がいい感じに色づいてますね♪

駐車場のすぐそばに登山道入り口がありました。「ふくべ谷登山道」といいます。思わず見上げてしまいました(急坂⁈)が、木段がきれいに整備されています。歩きやすそう♪ 駐車場に設置してある「登山届」を書いてBOXへ投函し、スタート!

針葉樹と広葉樹が入り交じった樹林帯、露出した根っこがダイナミックすぎ!

ふくべ谷上園地展望台(標高1,570m)。遮るものがないので、白山がよく見えます。

色づいた葉っぱとのコラボレーションがステキすぎます!

なぜに「三方岩岳?」そして頂上へ

目指す頂きが見えてきました。
ぐいと岩の塊が突き出ています。じつはこれが名前の由来です。

「飛騨岩(岐阜県側)越中岩(富山県側)加賀岩(石川県側)」という「3方向」に向いている岩があることから、三方岩岳とつけられました。

ジオ(大地)がつくったユニークな形が、人々を虜にしています♪
それにしても、なんて…

神々しい 紅葉なんでしょう♪ うっとり💓

歩き始めてから約50分、紅葉に目を奪われてかなりのんびり歩いていたところに「分岐」の標識が!ここは三方岩駐車場からの道と合流するところです。ここから山頂までは一本道!

三方岩駐車場が見えました。ここまで約500mと書いてあります。近いですね♪ハイキング感覚で来ると思わぬ洗礼を受けるかもしれません。それがこれ!

この登山道、ふだんからコンディションがあまりよくありません(ぬかるみやすい)。ただいま工事の真っ最中で、写真のような木材を組んだ廊下?通路?をつくってくれていました。サンダル履きは避けたほうがよいようです。

芸術的なしなりを見せるダケカンバ(岳樺)、豪雪が作った傑作です!

このダケカンバは、樹齢300年超えらしいです♪

海の中のサンゴのように見える葉の落ちたダケカンバの群生。ダケカンバばかり言いますが好きなんですー見飽きません💓 樹林帯を抜け、天空の大階段を歩いていくともうそろそろです。

三方岩岳<展望台>到着!

ちなみにここは「加賀岩」の上です。大きなベンチがあってかなりたくさんの人がくつろげるスペースがあります。

そして見たかったのはこの「白山!」
すこしモヤってますが、ハッキリ見えます。骨だけになったダケカンバや草紅葉とのコントラストが美しすぎます♪

東側、「越中岩」越しに、雲上の北アルプスが見えます。

北側には、笈ヶ岳・大笠山
写真では伝わりにくいかも、ですが…ホントにすばらしい眺めです!

ただ…ここは、名の通り360°のパノラマが楽しめる「展望」スペースなのですが、「イコール=山頂」ではないのです。

1,736mの「頂き」は、もう少し先をいったところにあります。そこへ行ってみましょう。

越中岩を越えて振り返ると、小さな窟がありました。「信仰」の匂いがプンプンします(笑)

広葉樹の赤や黄の中に針葉樹の濃いグリーンが点在しています。まるでパッチワークのよう♪この彩りのひとつひとつが原生林、ブナやミズナラやダケカンバの森、この森が大量の水を蓄え、調整してくれる「緑のダム」

そしてついに…

三方岩岳山頂(標高1,736m)

飛騨岩の絶壁上♪ ここがホントの山頂です!佳き眺めです🎵

野谷荘司山に行ってみよう♪

なんか欲が出てきました(笑)ここで帰るなんて惜しい、もう少し歩きたいよね、とお友だちと合意して、この先にある「野谷荘司山」を目指すことにしました。

暫く歩いて振り向くとそこには、手前に飛騨岩を置いた3つのでこぼこが見えました。
なんてカッコいいんでしょー♪

雪の重み?雷?いずれにしろ厳しい自然環境であることを見せつけてくれます。

登山道上に突然現れた「馬狩荘司山」(1,704m)の標識。ここはピークらしくないところですが…

こんな、草も生えないガレガレの岩肌が好きです💓 崩壊斜面に萌えます♪

50分後…

野谷荘司山(1,797m)到着!

なんとここも登山道上、山頂らしくないといえばないのですが…皆さん、窮屈そうに休んでおられます。雲がかかり始めた白山を見ながらランチタイムとなりました。あまり落ち着いては食べれませんでしたが(苦笑)。

目の前に「庄川」が流れています。
白山に降った雪は水となって富山県にも流れていくのだということを実感する風景です。

30分ほど、ゆるりとしたら下山です。今来た道を引き返します。

下りは登りよりも慎重になります。こんなガレた岩場が滑りやすかったりします。

わかりにくいですが「分岐」です。ここからT字に道が降りてます。「鶴平新道」というそうです。いつか、歩いて見たいな♪

三方岩駐車場への分岐も過ぎたあたりから、悪路が一層酷くなってきました。汚れるのは覚悟してきたほうがいいかもです。

栂の木台駐車場が見えてきました。朝より車が増えてます。登山口の傍に貯めてあった水でシューズについた泥を落としていると、観光に来られた人たちから声をかけられました。
展望台に行きたいのでかかる時間が知りたい、ということでしたが、彼らの足元を見て質問に答えるより先に言っていました。行くのはいいけど(自分のシューズを指さし)“こんなふうになりますよ” と…。

なかには、クロックスやミュール履きなんてひともいる。悪いことはいわない、履物替えて出直してきたほうがいい・・

県外ナンバーの車、多いです。全国からたくさんの人が来てくれてるんですね。白山手取川ジオパークは「水」のジオパーク。それを思いきり五感で感じてほしいと思うのでした♪

三方岩岳登山道コース

地図・アクセスなど

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