そんな頃できたセイモアスキー場は、最初「金沢セイモアスキー場」と呼ばれていました。エキスパート(上級)向けのイメージがあって憧れのゲレンデ♪
ときは流れ、時代は移りましたが、あの頃のときめきの再来を期待しつつ、2月某日やってきました♪
天候/晴れ 気温/2℃ 雪質/湿圧雪 積雪/山頂430㎝・中腹290㎝・山麓180㎝
週末だし、若者に人気だし、そして今日は、確実に“晴れる”ことを知ってる人たちがやってくる!前回の一里野のときみたいにモタモタしてたらダメよ!と、本能がささやきます…。リフトが動き出す8:30には、第1リフト前にスタンバっているはずが、着くなり誘導されたのは「第3駐車場」ってことは…⁈
目次
白山セイモアスキー場
こうなりますよねー!長蛇の列は、チケット売り場があるインフォメーションセンターへ…。若者たちはほぼスノーボーダー!なるほどここはボーダー天国なのね♪正直、身軽ないで立ちの彼らが羨ましい♪長い板もインフレキシブルなブーツもバタつくストックも彼らには無用の産物。足元に目を落とすとたまにスキーブーツ、視線を上げると同年代のおじさまか、インストラクターだったりする(苦笑)
もしかしてとんでもないところに来たのかしら?と思ってみても後の祭り、帰る選択なんてあり得ません!リフト券は今日も半日券♪大人3,100円也。レンタルショップやスキースクールの受付もここで行われています。
コース紹介とリフト営業案内
コースは多彩! 初級・中級・上級と、バリエーション豊富なコースが揃っています!
リフト料金は?
券種 | 料金(定価) | |
1日券 | 大人 小人 シニア | 3,600円 2,500円 3,000円 |
2日券 | 大人 小人 | 6,800円 4,500円 |
半日券 【午前】運転開始~13:00 【午後】12:00~16:45 | 大人 | 3,100円 |
1回券 | 400円 | |
回数券(11コマ) | 3,100円 |
山麓ゲレンデ~リフトを乗り継いで山頂へ♪
【①第一クワッドリフト】
一里野と違ってここはリフトのみ、ゴンドラはありません。まずは、センターハウスもあるゲレンデ中腹へ!
とうぜん殺到しますが、特に問題もなく、クワッド(4人乗り)なので、一気に大量輸送!(…とはいえ、3人までかなー、マスク着用は必須)全長 778m、他のリフト(ペア)も一本一本がロング、強風よ、吹かないで!
このリフトに乗ると必ず振り返ってしまいます。手取川の支流、直海谷川(のみだに
【④第4ペアリフト】
2本目です。待ち時間1分ほど、ノンストレスで乗車、でも2人乗りはセーフティバーがないのでちょっと怖い💦 見た感じ、中初級ゲレンデは、圧雪も行き届いていてしっかりと整備されています。そしてWIDE!
手前のスロープは【H-メヌエットコース】初心者コースです。ここを降りたら、右に見える長いリフト【②第2ペアリフト】に乗ります。一気に山頂へ上がってみたい!
第4ペアリフトから降りたところ 広いわー! 少し下ります
【②第2ペアリフト】
ゲレンデの真ん中にあってメイン滑走面がすべて見渡せます!これで一気にトツプへ! それにしても雲が多いのが残念…お日さまが恋しいー!
Top of Mountain!360°パノラマビューは最高!
山頂到着!思わず青空のかけらにカメラを向けてしまうのでした。雲は多いけれど、ここからの360°パノラマビューは、最高です!
どなたが書いたか、山座同定用の看板があるのは嬉しいけど、手書きの文字が消えかかってて残念なことに…
左側5山〈口三方岳・三輪山・烏帽子山・道西山・奥獅子吼山〉しかわかりませんでした。
右側は、じつに苦しい…〈加羅頭・大笠山・奈良岳・大門山・不動島・・その他〉
青空も見えてきた🎵 では行きますか♪
多彩なゲレンデ♪飛ばし過ぎに注意♪
トップ下、広々としたワイドバーン!気持ちイー!雪質最高です!
が、ここで今日初めての転倒!後ろからきたボーダーくんが疾風のごとく私のすぐ脇をかすめていったときです。無接触でしたが、突然の出現に驚き、スキー操作を誤ってしまいました。
なぜにあんなに近くを滑る⁈上手そうだったけど、もしかしたら彼の想定軌道に私が進入したのかもしれない。
雪上にガイドラインがあるわけでもなく、ましてやここはボーダーの聖地⁈ ガンガン滑りたい滑走者が多いのだと自覚し、このあと発進時の後方確認を徹底しだしたのは言うまでもありません。命が惜しい…(苦笑)
【B-ラプソディコース】 〈最大斜度36度 平均斜度30度 距離300m〉
メインゲレンデから見上げたとき、滑走者は1~2名、このコースの難度の高さを物語っているように思えました。当然のごとく、遠慮させてもらいます💦
今来た、バリエーションコースを見上げた感じ じつに気持ちよく滑れました♪
で、そのまま右の迂回路(ここもバリエーションコース)を行きます
ひとランしてきて思ったのですが、初心者コースとなっていても、まったくの初心者さんにはキツイかもです。スノーボードの基準はわかりませんので、あくまでスキーだけでいわせてもらうと、やはり中級レベル以上だと滑りごたえを感じれるかと思いました。
そして再びトップへ 日本海が見えます♪ 眺望はホント最高!
このリフト、施工されたのが「昭和61年」と、柱に貼ってあったプレートに書いてありました。1986年といえば、ゲレンデで流れていたBGMが、浜田省吾の「J・BOY」だったのを妙な気持ちで聴いていたのですが、この曲のリリースは、1986年。偶然の一致でしょうか?
いい感じに明るくなってきました。バリエーション好き♪
リフトを降りると目の前にもうひと山見えます。気になります。ホントの山頂(1,030m)でしょうか? 人影は見えますがリフトはないし、歩いていく勇気がもてず写真だけいただきました。
もしかしたらあそこに立てば白山が見えるのだろうか、とも思いましたが、周辺の山々に被る雲はまだまだ多く、おそらく無理 次の機会に期待します♪
人が南極のペンギンに見えます(笑)日向ぼっこしたくなりますね♪
3回目、リフトからのご機嫌な眺め♪
正面上:【B-ラプソディコース】(上級)幅が広い急斜面
左端が:【C-ボレロコース】(上級)最大斜度36度 平均斜度26度 距離250m
手前は:【H-メヌエットコース】(初級)最大斜度18度 平均斜度15度 距離800m
真ん中:【フリースタイルパーク】 赤いネットで区画された畝々
反対側 【I-コンチェルトコース】(初級)最大斜度18度 平均斜度12度 距離400m
左上にちらと見えるのが、超ー難関コース
それが 【A-シンフォニーコース】(上級)最大斜度38度 平均斜度32度 距離450m
山頂からのダウンヒル⁈ こわっ!
【E-バリエーションコース】の一部
まだありました!未滑走コース 山頂のリフト降りて右手にある林道です。上級者コース〈シンフォニー〉の入口があるはずなのですが…
…ふつうに通過してしまいました。が、偶然写真に写った中央の丸い影部分、左に降りていける予感がしませんか(苦笑)ともあれ私は踏み込むつもりのないコースなので、この先で 【E-バリエーションコース】本流と合流しました。
じつはここらで雪質にも変化が生じてきていました。日差しもでて、気温が上がったせいでしょう。ざらつき気味の雪に、思うように板を制御できなくなったのは、自分の技術の未熟さゆえの何ものでもありません。普段の鍛錬不足を思い知らされるかのように、疲労が脚に溜まり始めました。
【③第3ペアリフト】
しかし、まだ乗っていないリフトがありました!このリフトは山頂への乗り継ぎにも使えますが、メインゲレンデを中心に滑りたいかたにちょうどいいですね。待たされることもあまりなく、スイスイ乗れます。
【F-スイートコース】 最大斜度20度 平均斜度15度 距離700m
どこが? 甘いネーミングとは裏腹、嫌なコブ斜面が広がっています。でも斜度はそこそこ、ボーダーが均してくれてないということは、人気のないコースでしょうか?リフトの視線も気になるかな…
全てのリフトを制覇(笑)したら、11時半になっていました。ランチにしましょう♪
【SENJOH Center Lodge】千丈センターロッジ
セイモアのメインダイニング センターロッジ!
ひとはまだまばら 明るい館内♪ 提供時間短縮のためメニュー数も絞られているとか
好きなゲレ食は「カツカレー💓」普通サイズ¥1,000をオーダーしたら
ごはんがメチャ盛りだったので、これでも削っていただきました💦(大盛りカツカレー¥1,200ってどんだけでかいん⁈)若い人が多いせいでしょうか、どのメニューもボリュームたっぷり感🎵
紅白に塗られた鉄骨天井が明るくて素敵です♪
ソーシャルディスタンスを確保するため座席数を減らしているという室内、テーブル上の飛沫防止用のアクリル板は、いまやあって当たり前の風景、むしろ安心感があります。
来場者が多いようだったので心配しましたが、今ちょうどいいスキ具合、この時間にしてよかったです。
そして終焉のとき
ゲレンデに戻ったらレスキュー隊の出動現場に遭遇!暫くしてスノーモービルが、後部座席に男性を乗せて戻ってきました。監視、捜索、救難、スタッフの方々の力に支えられて私たちも安心して滑ることができる。ルールを逸脱した行為は慎みたいものです♪
と、レスキューを見送っているそばで、自分にも身体の異変が起こっていることに気付きました。下肢にチカラが入りません。時間は12時を回ったばかりなので、半日券でもまだ1時間は滑れますが、いうことをきいてくれそうにありません。心残りですが降りるしかありません
山麓ゲレンデへ通じる【H-メヌエットコース】は、メインゲレンデから下部分が長い林道になっています。初心者コースですが、踏ん張りが利かない脚にはきつー!
【G-ロマンスコース】 最大斜度22度 平均斜度20度 距離400m
ということで、途中で枝分かれするこのコースは迂回しました💦 距離は短いけれど、急斜面だし下部コースで雪質に注意が必要です。さすがセイモア、上級者を飽きさせません!
この景色が見えたときは正直ホッとしました…💓 駐車場までの距離は250mほど、これが長い…(苦笑)
気持ちはアフタースキーに向かっていました!早く温泉に浸かりたい!
寛ぎの宿 千丈温泉 清流
スキー場の周辺には、宿泊施設が軒を並べています。私のお勧めはここ!
山歩きのあと、ときどき利用させてもらっているんですが、とてもいいんです♪
(写真は清流さんのHPから)
とにかく落ち着く展望風呂です。山肌の景色もステキですが、私がいちばん好きなのは夕暮れどき♪
立ちのぼる湯気のなかにオレンジ色の灯りが浮かび上がって、浴室内はとても幻想的な空間になります。泉質はアルカリ性単純温泉、お肌がすべすべになる美肌の湯です♪
スタッフさんの対応もいつも変わらずとても親切で、当たり前ですが、挨拶も気持ちよくしてくださいます。
白山麓の恵みをそろえたお土産コーナーもあります。旬を味わえる御食事処もあります。無料Wi-Fiも設置されています(各室ごとではありません)
無垢材をふんだんに使った木のぬくもりたっぷりの通路
【浴用の適応症】
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・くじき・痔疾・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・病後回復期・健康増進
湯上り処 ここも無垢の板張りが素足に優しい♪ 白山の天然水を自由にお飲みいただけます♪
食堂でいただける御膳!美味しそう!
次回来たときには、こちらでごちそうになります♪
【白山セイモアスキー場】まとめ
ここ河内千丈温泉周辺は、白山手取川ジオパーク的には〈川と峡谷のエリア〉に位置しています。季節ごとの自然の移り変わりに合わせて〈安近短〉で、いろんな過ごし方ができます。春は山菜採りや山歩き、夏は川遊びやバーベキュー、秋は紅葉狩りなど、スキー(スノボー)以外の時期もぜひ足を運んで欲しいと思います。
【白山セイモアスキー場】地図・アクセスなど
名称 | 白山セイモアスキー場 |
住所 | 〒920-2318 石川県白山市河内町内尾 |
交通アクセス | 北陸自動車道・白山ICから国道157号線を南へ50分 北陸自動車道・小松I.Cで降り、国道360号経由 金沢駅から直行バスあり |
電話番号 | 076-273-0331 |
リフト券料金 | http://sam-hakusan.com/seymour/lift/ |
駐車場 | 1100台 |
公式サイト | 白山セイモアスキー場|SAM白山(公式サイト) |
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